Unityの落とし穴(罠)の作り方
Unityのゲーム制作で落とし穴(罠)を設置したいと考えている人も多いはず。
方法は色々あるが今回はProbuilderを使った落とし穴の作り方を紹介していく。
Probuilderについてわからない場合は以下の記事を先に参考にしてほしい。
Probuilderのインストール方法と使い方Unityの落とし穴(罠)の作り方目次
Probuilderで穴堀り穴の蓋の当たり判定の設定
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Probuilderで穴堀り
今回はProbuilderで四角形の穴を掘り、2階から1階に落下するようにしていく。
まずはProbuilderで以下のように2階フロアと1階フロアを適当に作ってほしい。
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続いて2階の床に対し、開けたい穴の大きさにあわせて面を作成する(編集ツールで辺を選択しProbuilderツールのConnect Edgesで辺を増やせばOKだ)。
ここから下に垂直に穴を開ける(ProbuilderツールのExtrude Facesを選択し、選択した面を1階フロア天井まで移動させればOKだ)。
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以上の内容がよくわからない場合は以下で詳しく紹介しているので参考にしてほしい。
Probuilderの基本の使い方移動させた面を選択し、Detach Facesで切り離し別のゲームオブジェクトに分離する。
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切り離したゲームオブジェクトを真上に移動させ、穴を塞ぐように配置する。これが穴の蓋となる。
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続いて2階から伸ばした穴と1階フロア天井部分の結合を行っていく。
穴の大きさにあわせて、1階フロア天井に穴を開ける。先ほどと同様にConnect Edgesで辺を増やして面を作成し、その後に面をProbuilderツールの「Delete Faces」で削除すればいい。
編集ツールの頂点を選択する。
2階から伸ばした穴と1階の天井の穴それぞれの頂点を1つずつ選択し、ProbuilderツールのCollapse Verticesを選択すれば頂点の結合ができる。
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以上のようにして4つの頂点同士を結合させる。
目次にもどる穴の蓋の当たり判定の設定
先ほど面を切り離して作った穴の蓋の当たり判定の設定をしていく。
まず、操作するキャラにRigidbodyと何かしらのColliderをつけよう(まぁ、大抵つけていると思うが)。
穴の蓋のゲームオブジェクトには最初からMesh Colliderはついているが、Rigidbodyのコンポーネントはついていないので追加する。
なお、RigidbodyやColliderについてよくわからない場合は以下の記事を確認してほしい。
Rigidbodyの基本の使い方Rigidbodyを追加しただけではゲームをスタート時に穴の蓋は穴を落下しはじめてしまう。そこで、インスペクターのRigidbodyのUse Gravityのチェックを外そう。これで重力による落下が起こらず、操作キャラが乗ってはじめて動くようになる。
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以上の作り方で作業を行えば、以下のように穴を作った場所を通ると蓋が回転し操作キャラが下のフロアに落ちる罠が完成する。
操作キャラと落とし穴の蓋のRigidbodyのMassの項目(重さ)を変えれば蓋の動き方も変化するので調整してみよう。