Unityのプラットフォームをどれにするか
Unityでゲーム作品を作る前に最初にやらないといけないのはプラットフォームをどれにするかだ。プラットフォームとはゲーム機の種類を指す。
PS4、PS5、スイッチ、PC、Android、ios、プラウザゲームなど、どのプラットフォームを選択するかで、やるべき作業も変わってくる。特に初心者はどれを選べばいいかわからないと思うので、詳しく紹介していく。
Unityのプラットフォーム目次
プラットフォームが違うと何が変わる?各プラットフォームの特徴
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プラットフォームが違うと何が変わる?
プラットフォームが違うと何が違うのか主なものを紹介していく。ボタン・キー
PS4であればコントローラー、PCであればキーボード、Androidやiosではタッチパネルとなる。
使えるボタン・キーの数も当然異なってくる。操作できるのか考えてゲームを制作するためにプラットフォームを決めておく必要がある。
処理
わかりやすい例では、使えるメモリが多いPCでは多少の重い処理を指定しても動いてくれるが、使えるメモリの少ないプラウザゲームでは重い処理を行えばすぐにカクつき停止してしまう。
プラットフォームを決めておかないと、使えるメモリがわからずゲーム制作がやりづらい。
画面サイズ・アスペクト比
プラットフォームによって、当然画面サイズは異なる。
例えばPCゲーム向けに作って、Androidと同じ画面サイズに変更してみるとHPゲージが見えなくなるといったことが起こる。
以上のような違いがあるので、ゲーム制作を行う前にプラットフォームを必ず決める必要がある。
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各プラットフォームの特徴
プラットフォームを決めるべきとわかっても、特に初心者はどれを選べばいいのかわからない人も多いはず。そこで各プラットフォームでゲームを出す方法や特徴を簡単に紹介していくので参考にしてみてほしい。PS4・PS5
PS4やPS5向けのゲームを作るためには、プレイステーションの認定開発者であることに加えて、Unity Pro のシリアルキーが必要となる。
初心者には全くおすすめできない。
Switch
Nintendo Switchの開発者登録を行う必要がある。
保持しているスキルや過去のゲームリリース経験などを記述する必要がある。初心者では記述できる内容もなく不合格になる確率が極めて高い。おすすめできない。
PC
PCゲームはフリーゲーム夢現やFreem!でフリーゲームとして無料公開することが可能。STORESやBASEといったネットショップ(EC)作成サービスを使って売るという選択肢もある。PS4・PS5やSwitchと比べれば遥かにハードルが低く、PCゲーム作成は初心者におすすめできる。
WindowsとMacで両方出そうとするとテストが難しいという欠点はある。WindowsとMacのPCを両方買わないとテストできない。ゲームを作りWindowsで動いてもMACでは動かないといった事態も起こることがあり、テストを怠ると危険だ。
ただ、日本ではPCのうち70~90%以上の人がWindowsのOSを使用している。世界でもMacよりWindowsを使用している人のほうが多い。Macは諦めWindowsでPCゲームを出すのが初心者にはおすすめだ。
Android
Amazon Android アプリストアであればAndroidアプリを無料で公開可能。ただ現状、グーグルプレイの使用者が多い。そしてグーグルプレイでのAndroidアプリ公開には25ドルかかる。
更に日本ではAndroid約35%に対し、iosは65%。iosのほうが優勢となっている。
利用できる人の数はアプリのダウンロード数に大きく影響してしまう。ダウンロード数を意識するとグーグルプレイでアプリ公開する必要が出てくるので無料で公開できなくなる。特に初心者では赤字になりやすい。選択肢に全くならないということはないが、初心者が最初にゲーム制作するプラットフォームとしてはあまりおすすめできない。
ios
App Storeから無料でiosアプリの公開が可能。ただし、リリースするための申請作業を行うのがそれなりに面倒。
無理ってことはなくきちんと作業を一つずつ完了させていけば公開できる。初心者のプラットフォームとして、おすすめとまではいかないが一応アリ。
プラウザゲーム
フリーゲーム夢現、Freem!、unityroom、PLicyなどで無料公開が可能。
別のプラウザでは動かないといったケースもあるが、PC一つで様々なプラウザで動作テストが可能であるため、それほど大きな問題になりづらい。
重い処理ができないのが弱点だが、そもそも初心者のうちは重い物を使っての処理をおすすめしない。
プラウザゲームはPCゲームと並んで初心者にもおすすめできるプラットフォームと言える。