Unityのセーブ機能のアセットのおすすめ
Unityは標準のセーブ機能として「PlayerPrefs」を提供している。「PlayerPrefs」の主な問題は以下の通り。
①対応している型はint、float、stringだけ。
②Windowsビルドの場合、レジストリに保存される(レジストリにはWindowsのシステムの設定などの情報が入っている場所。何でそんな場所に保存されるのかがわからない)。
③セーブデータの読み込み・書き込みが遅い。
「PlayerPrefs」はセーブを体験してみるなど初心者がテストとして試しに使ってみる程度ならいいかもしれない。
だがあまりに問題点が重大かつ膨大であり、ゲーム制作に使うのは絶対におすすめできない(主な問題点は以上の通りだが細かい点をみればキリがない)。
そこで、セーブ機能を実装できるアセットを紹介していこうと思う。
Unityのセーブ機能アセット目次
最強のセーブ機能アセット便利なセーブ機能アセット
目次にもどる
最強のセーブ機能アセット
Easy Save - The Complete Save Data & Serializer Systemクラス、構造体、ゲームオブジェクト、プレハブ、インスタンス、コンポーネント、ScriptableObject、配列などほぼ全てを保存できるアセット。
セーブデータの暗号化機能もあり安全に保護することができる。
また、ファイル圧縮を行い、ファイルサイズを平均85%小さくすることができる。
C#を使用して保存するか、自動保存を使用してコードなしで保存するか選択することができ、汎用性も高い。
ガイドやチュートリアルなどが文書化されており、初心者でも簡単に扱える。
PHPとMySQLを使用しクラウドデータベースにアップロードできたり、データをスプレッドシートにシリアル化するなどUnity中級者以上も満足の機能も搭載している。
メールや専用フォーラムなどカスタマーサポートも充実しているので安心だ。
性能が非常に高く価格もその割には抑えられている。セーブ機能を実装したいなら特におすすめのアセットなので、ぜひ確認してみてほしい。
目次にもどる
便利なセーブ機能アセット
Play Mode Saveゲームの再生モードで行われた様々な変更(ゲームオブジェクトやコンポーネントなど)を保存することが可能なアセット。
使い方も簡単で、再生中にコンポーネントを右クリックし「今すぐ保存」または「Click Save Now(再生モード終了時に保存)」または「When Exiting Play Mode(再生モード終了時に保存)」を選択すればOK。
再生中に何らかの操作をした後、ひとまず保存しておきたい時に役立つ。テストなどに重宝する便利なアセットなので、ぜひ確認してみてほしい。